なぜ箱根の温泉はからだも旧交も温めるのか

今年も恒例の家族忘年旅行。箱根へ行きました。

日曜に出発したので、高速道路は1000円かと思っていたら、ありゃ、年末は普通料金だった。そのせいか渋滞もなしに御殿場へ。一時間ぐらいで着いてしまいました。それならというのでいつもは混んでいて近寄れないアウトレットへ行ってみる。こちらもなぜか渋滞もなく。

山のようにモノがあるのに欲しいモノが何にもない。それだけ満ち足りているということでしょうか。それとも財布の中身が欲望を制御しているのでしょうか。娘たちの買い物に付き合って、コーヒを飲んだりしてしばしのんびり。そうしているうちに続々お客さんが増えてきて、退却することに。帰りがけにGAPでワッフルのシャツとニット帽を買う。合わせて2100円。安いなあ。ランチはインター近くのおそば屋さんで手早く済ませる。特別なものはなにもないけど、素朴で、おいしかった。

せっかくなので立ち寄りで入れてくれる温泉に行こう、ということで仙石の「なかむら」へ行ってみる。iPhoneで探したら、お湯の質で評判のよさそうなところだったので。一人1000円、子供は500円、とリーズナブル。
お湯は白濁して、湯船の底にはどろりと湯の花が堆積している。お湯の味は酸味があってきっこうきつい。男湯の外はガラス張りで竹林越しの冬枯れの山が楽しめた。すいていて、お客さんはもう一人しかいない。

浴室から出がけに、新しいお客さんたちが入ってくるのが見えた。「あれ?」と声をかけられる。奇遇にも、会社の先輩だ。他の会社に移った人なので5年ぶりくらいか。こんなバッタリもあるもんだなあ。いろいろ気にかけていただいてありがたい。ポルシェ転がす先輩に心配は無用でしょうが、どうぞお元気で。次に会うときはお互いパンツぐらいはいて会いましょう。