なぜクリント・イーストウッドの映画はびくびくしながら見る事になるのか

そういえば「グラントリノ」を見たのにレビューを書いていなかった。

クリント・イーストウッドの映画は「ミリオンダラーベイビー」で懲りていたので尻込みしていたのだ。あれはいい映画だった。でも、どんどん引き込まれて怖いところへ連れて行かれてしまった。嫌なものもたくさん見せられた。もうあんな決着の付け方はごめんなんだ。

「グラントリノ」は大学生の長女といっしょに新宿ピカデリーで見た。新しくて観やすくて、ポップコーンもうまいいいシアターだ。スクリーンでは軽快に物語が進み、笑いも、苦笑いも、ため息もあったあげく、やっぱりそこへ連れて行かれるのか、という話になる。ディティールまでよくできたいい映画だ。後味は「ミリオンダラー・・・」より、こっちのほうが数段いい。この監督はいつでも、アメリカの男の決着の付け方、がテーマなんだな。

エンドロールで流れた歌声は聴いた事があると思ったらJAMIE CULLUMだ。ずいぶん前にデビューアルバムを買った覚えがある。AppleのMusic Storeで映画の主題曲を探して、即購入。iPodにも入れました。

おや、今回は結構気に入ってるじゃないか。