なぜ電車の中でカバーをつけた少女漫画を平気で読みふけるのか
書店で、ひさしぶりに漫画のコーナーへ行くとこんなものが出ていた。
海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: コミック
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吉田秋生は素晴らしい作家で、『河よりも長くゆるやかに』とか『BananaFish』とか、僕はどれも好きなのだが、海街Diaryシリーズは出色だ。それの第二巻である。即買った。
この人の話はどうしていつも切ないのだろう。他者には理解してもらえない諦めや、集団の中にいるのにひとりぼっちだと感じる不思議な感覚を、幼い少女やクールな少年が抱えている様子が、いつもいつも切ない。で、人はいつも悲しいまでに優しいのだ。
おっさんになっても少女漫画は楽しいなあ。日本の少女漫画はまだ世界が気がついていない宝石だと思う。