なぜ図書館で借りた本を延長延長で持ち歩いているのか

なかなか読み終わらない本がある。

この一冊をもう3週間も持ち歩いている。内容は興味深い。難しい内容を判り易く仕立ててあるのも評価したいところだ。しかし、捗らない。他の本を読みたくなって中断が数回。図書館のかり出し期間も延長した。

市場の倫理 統治の倫理 (日経ビジネス人文庫)

市場の倫理 統治の倫理 (日経ビジネス人文庫)

世の中の腐敗はなぜ起こるのか、防ぐ手だてはあるか、を「論じた]本。実際に5人の登場人物が討論を重ねて行く不思議な読み物。そ、そ、ソクラテスプラトンか♪という感じの本。

登場人物は現代(ちょっと前だけど)人なので、それ自体は戸惑わないのだが、英語圏の人間の討論は不躾すぎて着いていけない、というより時々ウンザリする。

「考えても見て!」「あなたはどっちの立場?」「運命論を忘れているわ!」いやはや、映画の字幕を読んでいるようだよ。

もちろん翻訳だし、会話に寄って成り立っているから立体的で判り易いんだ。内容も面白い。でも読んでいて疲れるのは確か。

今晩中には読み終わろう。明日からは違う本を読むぞ。