なぜ新国立劇場でバレエを見ながらポロポロしているのか

きょうはバレエ鑑賞。

新国立のバレエ研修生による卒業公演。友人の娘の晴れ舞台なのでいそいそと出かける。彼女があかちゃんのころから知っているので、いまだに僕の中では子どものイメージだが、いまでは第一線の若手芸術家なわけだ。

バレエをそんなにたくさん見ている訳ではないけれど、今の若手日本人のレベルは外国とくらべても遜色ないのではないかなあ。動きがスムーズで、力んだところがない。だから見ていて疲れない。ほんの20年くらい前の舞台は見ているだけで緊張感を強いられて結構疲れた記憶がある。

2006年にウィーンで見た舞台では日本人の女の子が軽々と主役の舞を踊っていて、とても感動したけれど、これからもどんどんそういう才能が育つといいな。もっともそれを育てるのは劇場に足を運ぶ観衆なんだろうけれど。

肝心のステージでは終盤になって彼女が踊るたびに涙が出て来た。お気軽でパートタイムな親心だなあ。自分で呆れます。

しかし、素晴らしいステージでした。ダンサーの皆さんありがとう。