なぜ牡蠣の季節に行きたくなる魚屋さんなのか

牡蠣といえば、下北沢の「長沼」に決まってる。

「長沼」は驛前商店街にあるちいさい魚屋さんだ。おじさんとおばさんでやっている控えめな店だけれど、この店の鮮魚、貝類は素晴らしい。いつ行ってもなんでもある。という訳ではない。むしろ、デパートや大きな魚屋に比べれば、ほとんど限られたものしかないといったほうがいい。刺身をはじめ値段が極端に安いものはない。でも、そのクオリティから考えるとかなり安いと思われる。我が家ではあさりとか、しじみとか、ムール貝とか、日頃はそういうものを買い求めるのだがこの季節は牡蠣だ。

牡蠣は店頭に一杯あっても、じつはすべて予約済みだったりする。常連客が多いからね。幸い余分があったらしく、買う事が出来た。一個90円である。生ガキは、レモンもつけず、そのまま、ちょっと胡椒を振りかけて食べる。うまし。残念ながら白ワインの在庫がなかったので焼酎をロックにして合わせました。これもまたよし。