なぜ買い物は簡単なのに捨てる時には逡巡してしまうのか

今日は捨てる日!と決心して洋服箪笥の整理。

洋服を捨てるのはつらい。買ったときのことや、それを来ていた時間を想い出して、もしかしたらまた着るかもしれないと未練たらたらであります。でも一年以上着なかった洋服は、もう着ない服に決まっている。迷ったら、どんな高かった服も、好きだった服も、もうゴミなのであります。そう思ってバシバシ捨てる。ゴミ袋が3つになってしまった。

難しいのはこの暑い時期に冬物を処分すること。全部要らないものに見えてくる。そういときは昨シーズン着なかったかどうかが見極めの基準。

就職して直ぐに買ったスーツが未練たらしくとってあったのには自分で驚いた。どういう心理がそうさせたのか。もうとっくに体に合わないのに。えいや!と捨てました。

思い起こせば80年代、代官山に「al」という名の石津謙介さんのお店があって、今回捨てたのもそこで誂えたスーツでした。そういえば「al」ではタキシードもつくった。店長さんのアドバイスに従って、ちょっとゆったりめにつくったので、いまだに現役。生地はキッズモヘアで、全部手縫い。今はそんなのよっぽど高級店に行かないと作れないだろうなあ。フォーマルは型が古くなりにくいからいいのだけれど、問題は着る機会が近頃全然ないということ。やっぱりこれも無用の長物。でも捨てるに捨てられないなあ。

写真は先日の海の写真です。