なぜ勤労感謝の日に朝から茄子を求めて青山を歩き回るのか

朝の代々木公園をヨメと散策する。
桜の落ち葉は赤く、銀杏は黄金色に染まり、この時期の公園はなかなか美しい。池ではカラスの集団が行水をしている。案外長い間水の中ではしゃいでいるので、感心する。烏の行水ではなかったのか。
カメラ親爺の集団がモデルさんを連れて歩き回っている。みなさんでかいカメラを担いで熱心なことである。
途中ベンチで、家から持ってきたコーヒーを飲む。熱い。最近の魔法ビンは優秀だ。

原宿からは人が多い表通りを避けて神宮前の裏通りを行く。はじめて歩く道。古い家も多くてなかなか趣がある。公園のようなところへ出たと思ったら団地の裏へ出た。このあたりは師範学校の跡地だったかなあ、と思っているとその記念碑があった。今はもういない伯母が九段から青山の小学校まで都電で通っていた話を聞いた覚えがある。昔は水車があったりしたというから、そうとうの田舎町だったのだろう。今は世界中から高級ブランドとお客さんが集まってくるのだから不思議だ。

紀伊国屋で漬物用の野菜などを買って、また代々木公園まで戻る。娘のお稽古の間の暇つぶしとしては有意義な二時間だ。