なぜ遠くまでだらだら走り続けるのがうらやましいのか
云わずとしれた「傷だらけの天使たち」のキクニだ。面白くないわけがない。漫画家なので挿し絵はあるけれど、基本的に文章の本だ。ちょっと惜しい気がする。
東京マラソンを走りたい ギャグ漫画家 50歳のフルマラソン (小学館101新書)
- 作者: 喜国雅彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: 新書
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50過ぎて走り始める動機は、こんなもんだよなあと、深く共感する。スピードをテーマに走らない。長く同じペースで走り続けることが最強だと開眼していくキクニがいとおしい。専門外の人が書いたランニングの本として、秀逸だと思う。
東京マラソン事務局もせっかく本の表題にしてもらったんだから、キクニをランナーとして招待してやったらどうか。今年もまた抽選にはずれちゃったらしいから。僕も落選したんで悔しまぎれにタイトルにした気持ち、よくわかります。