なぜ新しい仕事場に行くのに道に迷い続けるのか

マッカーサー道路という名前を聞いたことがあるだろうか。
虎ノ門から新橋を経て埠頭までを一直線につなぐ道路を造る計画がある。つまりそれはアメリカ大使館から港までをつなぐ道路である。終戦直後に立てられた計画なのでマッカーサー元帥の名前が付いているのだという。正確には都心二号環状線というらしい。
まあ、そんなことは聞きかじりにすぎない。たしかにその予定地は背の低い建物しかないので、いずれは道路になるのだろうと思われる。新しい事務所に向かう途中にその予定地があるので、妙に気になるだけである。戦後何十年経っても陰をひくマッカーサーって人物は、一時は米国大統領の有力な候補だったらしい。

それはともかく、自転車通勤だ。麻布の山を避けて走るには結局虎ノ門を回ることにおちついた。ほんとうは明治通りを回った方が近いのだが、夜中には走りにくい道が多いのである。あちこち迷ってみたが、溜池経由がベストのようだ。映画を見て帰るときには便利かも知れない。